最後にブログ記事をアップしてから、1年以上が過ぎてしまいました。この1年弱、いろいろありました。その中でも特筆すべきことは、会社から不当な退職勧奨を受け、弁護士を立てて会社と交渉したことでしょうか。ある日突然、会議が設定され、会議には見知らぬ海外の社員が参加しており、いきなり、いいがかり以外の何ものでもない、どうしようもない事実に反する理由とともに、雇用の打ち切りを告げられました。
恥ずかしながら、過去にも不当な退職勧奨を受けたことがあり、「あー、またこんな憂き目に遭うなんて・・・。ついてないなー。」と思いつつ、「今日は会社の主張を聞いただけで、受け入れられない。条件を交渉したいので、弁護士を立てる。」とだけ伝えました。
翌日に、全社員に対してリストラを実施したアナウンスがメールであり、ちょっぴもそのメールを見ましたが、「会社規模を適正化するため、リストラを実施した」と書いてあり、昨日の会議で言われたことは何だったんだ!と思ってしまいました。
数日後に、会議に出てきた社員とは別の人事の社員と打ち合わせがあり、「解雇ではなく、合意退職という形にしたいので、この会議の後に送る合意書の内容で、退職して欲しい」と切り出されました。会社から提示された条件は、お世辞にも良いものではなかったので、あらためて「弁護士を通じて交渉する」旨を伝えました。
以前にもお世話なった弁護士に連絡を入れ、約1ヶ月半にわたって対応してもらいましたが、残念ながら今回は良い条件を会社から引き出すことはできませんでした。これまでの退職勧奨では、それなりの経済的利益を会社から引き出すことができたのですが、今回は会社がずうずうしくも、「まだ正式には決まっていないが、会社に残って欲しい」と言い出したのです。ある程度気持ちの整理はできていて、「別の会社に転職しよう!」と決めていたのですが、大事なことなので、その場では即答せず、後日回答する旨を会社に伝え、その晩 よく考えてみました。会社に残るメリット・デメリット、転職するメリット・デメリットの表を作成し、会社に残るリスクがメリットよりも大きく、何よりも、もう会社のことが信頼できないため、弁護士を通じて「就業継続ではなく、会社が妥当と考える合意退職条件を提示いただきたい」旨を会社に伝えてもらうことにしました。
数日後に会社から「退職勧奨の撤回」の連絡が来ました。正直、「うわ~、やられたよ。。。」と多少落胆しましたが、「会社に残って欲しい」と言われた時点で、ある会社から内定をもらっていたので、ほんの少しですが気持ちには余裕があり、あとは消化試合だな・・・と気持ちを切り替え、会社に退職を申し出ました。会社は今回のリストラで必要以上に人員を削減してしまったようで、この期に及んであれこれと仕事をさせられています。とはいえ、あとほんの少しの期間を我慢すれば、有給休暇期間となるので、問題を起こさないよう静かに過ごそうと思っています。
退職勧奨を受けると、何だか自分のことを否定されたような気持ちになるかもしれませんが、ちょっぴはこれまでの経験から、会社の主張がおかしいこともあり得ると思っています。もし、ご自身のこれまでの勤務実績を振り返って、特に問題がないと思われるのであれば、弁護士に相談し、会社と交渉することをおすすめします。ちょっぴの今回の事例のように、会社から適切なパッケージを引き出せないケースもありますが、自分自身のこれまでのキャリアやスキルに問題が無いのであれば、不当解雇にあっても次の職場は見つかると思います。恥ずかしながら、ちょっぴは転職回数がかなり多いです。それが理由で書類選考や一次面接で落ちることもありますが、話を聞いてくれる会社もあります。もし、あなたがいま不当解雇で苦しんでいるならば、「不当解雇にあっても、何とかなる!」、「不当解雇に負けるな!!!」と伝えたいです。