「記憶に残る風景 ~Your Memorable Scenery~」の3回目です。1回目、2回目と北海道が続きましたが、今回は福岡県北九州市にある門司港駅です。この駅はJR九州 鹿児島本線の起点駅で、関門トンネルが開通するまで九州の鉄道の玄関口としての役割を果たしていました。非常に歴史のある駅で、門司港レトロインフォメーションというウェブサイトに、次のような説明があります。
1914年(大正3年)に門司駅(当時)として開業、1942年(昭和17年)に門司港駅と改称され、1988年(昭和63年)には鉄道駅舎として初めて国の重要文化財に指定されました。2019年(平成31年)には6年にも及ぶ復元工事を終え、大正時代の姿に復元された門司港駅がグランドオープンしました。
引用: 門司港レトロインフォメーション(https://www.mojiko.info/spot/jrmojiko.html)2023年2月8日閲覧
この写真は復元工事前の写真です。復元工事は、創建時(大正時代)の姿を復元することを基本方針に据え、後から追加された正面車寄せのひさしを取り除いたり、外壁の塗り直し、屋根まわりの飾りの復元などを行ったそうです。北九州市のウェブサイトによると、現役の駅舎で国の重要文化財に指定されているのは、現在、門司港駅と東京駅の2つだけとのこと。
<住所、アクセス情報など>
所在地 | 〒801-0841 福岡県北九州市門司区西海岸一丁目5-313 |
交通アクセス | JR九州 鹿児島本線 門司港駅下車(小倉駅より15分程度) |
JR九州門司港駅 のページ |
www.jrkyushu.co.jp |
門司港駅周辺には、旧大阪商船ビル、旧門司三井倶楽部など、明治から昭和初期にかけての建築物が今でも残っています。海外との貿易港として栄えた門司港の歴史に思いを馳せながら散歩を楽しんでみるのも良いかも知れませんね。お腹が空いたら、「焼きカレー」という、ご飯の上にカレーとチーズや玉子などをのせ、オーブンで焼いた門司港発祥のご当地メニューをいただいてみてはいかがでしょうか。
<撮影情報>
カメラ | コニカミノルタ α Sweet DIGITAL |
レンズ | AF DTズーム 18-200mm F3.5-6.3(D) |
焦点距離 | 30 mm |
絞り値 | f4 |
露出時間 | 1/10 |
ISO | 200 |
露出補正 | 0 |