ちょっぴのぶろぐ

アニメを中心に思いつくまま、気ままに書いてます。

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観てきました!『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ

映画「鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ 」を観てきました!遊廓編はすでに観ていたのですが、映画館で観るとやはりひと味違いますね。公式ウェブサイトに、「上映に向けて、映画館での鑑賞に最適化する為に、本編映像を全編4Kアップコンバート。更に、前編の音楽を劇場環境に合わせて再ミックス。」という説明がある通り、元々はテレビ番組の映像であることを全く感じさせない高精細で非常に美しい映像、そして大迫力の音響で大満足でした。

お話は、遊廓編クライマックスの第十話「絶対諦めない」、十一話「何度生まれ変わっても」、そして刀鍛冶の里編の第一話から構成されており、冒頭に竈門炭治郎 立志編、無限列車編をふり返るダイジェスト映像が、それぞれの主題歌とともに流れます。

遊廓編をすでに観ていたにもかかわらず、第十話冒頭で屋根から落ち、気を失った炭治郎の夢のシーンで、ちょっぴは早くも涙してしまいました。このシーンは、妓夫太郎、堕姫との闘いで傷つき、気持ちが落ち込んだ炭治郎を夢の中で禰豆子が励ますというものです。

[禰豆子] 謝らないでおにいちゃん。

[炭治郎] はっ。

[禰豆子] おにいちゃん、どうしていつも謝るの?貧しかったら不幸なの?

きれいな着物が着れなかったらかわいそうなの?そんなに誰かのせいにしたいの?

お父さんが病気で死んだのも、悪い事みたい。

精一杯がんばってもダメだったんだから、仕方ないじゃない。

人間なんだから、誰でも何でも思い通りにはいかないわ。

幸せかどうかは自分で決める。大切なのは今なんだよ。

【禰豆子の結ってある髪がほどける】

[禰豆子] 前を向こう。一緒に頑張ろうよ。たたかおう。

謝ったりしないで。おにいちゃんなら、わかってよ。私の気持ちをわかってよ。

セリフを入力しているだけで、感動して涙が出てきました(泣)鬼滅の刃に魅力を感じる理由の一つに、炭治郎と禰豆子の兄妹愛があります。このシーンは、二人の兄妹愛を感じるだけではなく、何か物事がうまく行かない時、自分を責めたり、その状況を悔いたりするのではなく、現状を受け入れ、そこから立ち直って進もうという前向きな姿勢を感じることができる点にとても心惹かれます。

遊廓編第十一話の妓夫太郎と堕姫の兄妹愛にも涙してしまいました。以前に、鬼滅の刃では、鬼にも悲しい過去があり、そのエピソードに心を揺さぶられるという趣旨の記事を読んだことがあるのですが、灰になって消え去る二人の最後の会話とでも言うのでしょうか、二人のエピソードに、とても心を打たれました。炭治郎が言っているように、二人がしてきたことは決して許されることではないのですが、一方でたった二人の兄妹が、罵りあうのはあまりに悲しすぎます。「お前なんか、生まれてこなけりゃ良かった」と口にする妓夫太郎ですが、それは本心ではないことが、次の会話から理解できます。

[妓夫太郎] お前とはもう兄妹でも何でもない。俺はこっちに行くから、お前は反対の方、明るい方へ行け。

【はっとする梅。その後、妓夫太郎におぶさる】

[妓夫太郎] うっ、おい。

[梅] やだ、やだ、離れない。絶対離れないから。ずっと一緒にいるんだから。何回生まれ変わっても、わたしはおにいちゃんの妹になる。絶対に。私を嫌わないで。しからないで。一人にしないで。置いてったら許さないのよ。

【梅の嗚咽】

[梅] ずっと一緒にいるんだもん。ひどい、ひどい、約束したの覚えてないの?

[妓夫太郎] (過去を思い出すように)あぁ・・・。

[梅] 忘れちゃったの?

[幼い日の妓夫太郎] 俺たちは二人なら最強だ。寒いのも、腹ぺこなのもぜんぜんへっちゃら。約束する。ずっと一緒だ。絶対離れない。ほら、もう何も恐くないだろ?

【梅の嗚咽】

こちらのセリフも、入力しているだけで、また涙が出てきてしまいました(泣)鬼滅の刃という作品は、ジャンルとしては「アクション/バトル」、「ファンタジー」に分類されるのでしょうが、話の随所にちょっぴの涙腺を刺激するシーンが織り込まれており、そんなところも作品の魅力だと思っています。

公開3日目に観てきたのですが、入場者特典の「上弦集結本」と「上映記念 節分ビジュアルカード」のどちらも入手することができました。節分ビジュアルカードのイラストがとてもカワイイので、もらえて良かったです。