ちょっぴのぶろぐ

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映画『BLUE GIANT』レビュー

映画『BLUE GIANT』を観てきました。とても爽快で、前向きな気持ちで劇場を後にすることができたので、ネタバレしない範囲で感想を。

作品概要

作品名 BLUE GIANT
作品公式
ホームページ
bluegiant-movie.jp
原作 石塚真一
監督 立川譲
脚本 NUMBER 8
音楽 上原ひろみ
アニメーション制作 NUT
キャスト 宮本大 (CV 山田裕貴), 沢辺雪祈 (CV 間宮祥太朗), 玉田俊二 (CV 岡山天音)

あらすじ

ジャズに心打たれた高校3年生の宮本 大は、川原でサックスを独り吹き続けている。雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。「世界一のジャズプレーヤーになる・・・!!」

引用: BLUE GIANT公式サイト ストーリーページ(2023年2月19日閲覧)

おすすめのポイント

  • 主人公 大とバンドメンバーの雪折、玉田の3人がひたすらに音楽に打ち込む様子が熱く、まぶしい。
  • 実際のライブ会場にいるかのような迫力のある演奏、すばらしい楽曲、そして奏者の熱いパフォーマンスが伝わるライブシーン映像。
  • 大、雪折、玉田の3人の友情と彼らを支える周囲の人々の優しさ。

感想

ちょっぴにとって今年2作目の劇場アニメ作品が、この『BLUE GIANT』でした。原作は、2023年2月時点で29巻(BLUE GIANT 10巻、BLUE GIANT SUPREME 11巻、BLUE GIANT EXPLORER 8巻)にもおよぶ大作で、しかも原作を読んでいないので、話が理解できるかどうか、ちょっと不安に思いながら劇場に足を運びました。でも、そんな心配をすることは全くありませんでした。話の展開はとても分かりやすく整理されており、3人の音楽に対する熱い思いと、そして何よりも素晴らしい音楽で、どんどんこの作品にのめり込むことができました。

劇中のライブシーンがとても素晴らしく、自分がまるでライブ会場で演奏を聴いているかのような感覚に陥りました。映画公式サイトのプロダクションノートに次のような記述があります。

** 「映画」へのこだわり

「映画」にこだわったのは原作者の石塚真一。実際のジャズのライブのように大音量で、熱く激しいプレイを体感してもらえる場所は映画館しかない、との考えに基づいたものだ。

原作者 石塚氏の考えに、素直に納得です。劇中の魅力的な楽曲、演奏を映画館ならではの迫力の大音量で十二分に楽しむことができました。周囲の方に迷惑にならない程度にですが、足でリズムを取らずにはいられませんでした!

公式のTVCM①で、「やらされてんじゃねえ。俺がやんだよ。」という玉田のセリフがあります。このセリフ、最高にいいですね。何か物事を成し遂げる必要がある時、誰かに強いられてやるのと、自らの意志で行うのとでは、進捗や成果だけではなく、成し遂げた際の満足度が全く異なります。ややブラックな外資企業で仕事をしているちょっぴは、やらされている感満載の日々を過ごしているので、仕事や今後の進むべき道について、いろいろ考えると同時に、玉田のように何かに前向きに取り組みたいと強く感じました。作品全体を通じて、3人の音楽に対するひたむきな情熱がほとばしっており、高揚感、爽快感、前向きな気持ちをもって、劇場を後にすることができました。本作品の制作に携わったみなさん、とても素晴らしい作品に出会うことができました。ありがとうございます!

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