「転生王女と天才令嬢の魔法革命」の第2話を見たので、感想をメモしておきます。
1. ジャンル
ファンタジー
2. 作品概要
魔法が使えない転生王女アニスフィアと魔法の天才と噂され、完璧な公爵令嬢であるにもかかわらず王子から婚約破棄を宣言されたユフィリア、2人の少女が未来を切り拓くお話。
3. 主要キャスト
アニスフィア・ウィン・パレッティア (CV 千本木彩花), ユフィリア・マゼンタ (CV 石見舞菜香), イリア・コーラル (CV 加隈亜衣) , アルガルド・ボナ・パレッティア (CV 坂田将吾) , レイニ・シアン (CV 羊宮妃那), ティルティ・クラーレット (CV 篠原 侑)
4. 公式ホームページ
5. 第2話「趣味と実益の助手獲得」感想
本題である第2話の感想の前に、ほんの少しだけ第1話の大好きなシーンについて触れますね。
第1話の最後、貴族学院の夜会で、謂れのない悪行を理由に婚約破棄の宣告を受けたユフィリア。そこに、魔道具のほうきが暴走したアニスが飛び込んできます。アニスはユフィリアの表情から事情を察し、ユフィリアを連れ去って行きます。二人がほうきで夜空を飛んでいるシーン、映像とBGMがとてもステキで、第1話一番の見せ所だと思います。アニスの侍女イリアのナレーションで、このお話の概要が次のように語られ、作品に対する期待感が高まったところで第1話の幕を閉じます。
これより語られるのは、ある王国の二人の少女のお話。誰よりも魔法を愛しながら、魔法に愛されなかった王女の物語。およそ、すべてを持って生まれながら、なに一つ持っていなかった令嬢の物語。二人の革命の物語。これはそんな物語のはじまり。
さて、本題の第2話ですが、ユフィリアと父グランツのやりとりが、とても感動的でちょっぴは涙してしまいました。娘を大事に思っているけれども、素直に愛情を表現できない不器用な父グランツ。父の期待に精一杯応えようと自分の気持ちを押し殺し、我慢してきたユフィリアとの関係性がよく分かるシーンで、しみじみしてしまいました。そんな二人のやり取りを文字に起こしたのがこちら。
【アニスと国王オルファンスの騒々しいやりとりを眺めるグランツ】
[グランツ] 親子とはこういうものか。
[ユフィリア] おとうさま。
【自分の掌を見つめ、ユフィリアの頭を撫でようとするグランツ。叩かれるのではないかと身構えるユフィリア。】
【ユフィリアの表情から状況を察し、手を差し戻し、謝罪の姿勢を取るグランツ。】[グランツ] すまなかったな。ユフィリア。
[ユフィリア] お、おとうさま。
[オルファンス] グランツが頭を下げた。
[グランツ] お前はマゼンタ侯爵家の令嬢として恥じないように努力してくれた。私も父として背を押すことが正しいと信じていた。
[ユフィリア] え、何をおっしゃっているのですか。
[グランツ] 私はそれが間違いだったかもしれないと感じている。
[ユフィリア] 今の私があるのは、おとうさまの教育の賜物です。すべて私の責任です。侯爵令嬢として次期王妃として至らないばかりに、家名に泥を塗った愚かな娘の...
[グランツ] 私の娘に、愚か者などいない。
【ハッとした表情を見せるユフィリア】
[グランツ] おまえは私の期待によく応えた。応えすぎるほどに。お前の意志がそこにあったのかと、今では疑ってしまう。
[ユフィリア] おやめください。私はそんな大丈夫ですから。
【ユフィリアの頭に手を置くグランツ。ほどなくして、頭を撫でる。】
[グランツ] きっと私は父親として、人として不出来なのだろうな。侯爵家のことは心配しなくていい。お前の本心ならば、たとえ王が相手でも叶えて見せよう。ユフィリア、王妃になるのは辛いか。
【唇をぎゅっとかみしめ、涙をこぼし、うなずくユフィリア】
このシーン大好きです。優しい気持ちになります。ユフィリアと父グランツのやりとりだけでも、お腹いっぱい?なのに、第2話はアニスとユフィリアが寝室で交わす会話も涙ものでした。こちらについては、別の機会に触れたいと思います。第3話も早く見たい!